加齢黄斑変性の原因
最近の日本では高齢化とともに急増してきているのが加齢黄斑変性です。
網膜の中心にある直径2㎜ほどの黄斑が障害されると、網膜に異常がなくても視力が低下します。
見るものがゆがんだり中心部がぼやけて見えなくなる病気です。

この病気には2種類あります
萎縮型
加齢とともに発生してくるのが萎縮型で、黄斑や網膜が変色して萎縮することが原因です。
黄斑が萎縮することで網膜が障害されてゆっくりと視力が低下していきます。
高齢者に多い理由として、動脈硬化による血流の低下が原因とも考えられていますね。
滲出型
これは網膜色素上皮細胞が老化したことにより異常な新しい血管「新生血管」の発生が原因です。
新生血管はもろいのですぐに破れたり出血したりします。
これを繰り返して漏れ出た液体や血液が、網膜組織や黄斑にダメージを与えて視覚障害を引き起こすのですね。
- 活性酸素が増えると?
- 発症のメカニズムは解明されていませんが、黄斑に活性酸素が増えることで酸化が促進されるのは明らかです。
ルテインで加齢黄斑変性の治療は出来る?ルテインと加齢黄斑変性の関係
活性酸素と深く関わっている加齢黄斑変性ですが、ルテインによる高い抗酸化作用は効果的と考えられています。
ルテインはもともと目の黄斑部にある成分で、有害な光や活性酸素から守り続けてくれました。
しかし加齢や生活習慣でルテインが減少すると、活性酸素が増えて加齢黄斑変性に繋がると言われています。

どんどん減るルテインは体外から補うことが大切です。
そこでルテインにより活性酸素を除去することが症状の改善に有効的です。
黄斑部に負ったダメージを、細胞の活性化を促進することで軽減してくれますね。
- 研究でもルテインの効果は検証済み
- ルテインの摂取により、加齢黄斑変性の予防だけでなく、発症後の進行を抑えたり改善できる可能性があるとわかりました。
加齢黄斑変性の治療方法
「滲出型」の治療法
- 薬物治療
- 新生血管の成長に関係する物質を阻害して新生血管を消退させます。
この阻害薬を眼の中に期間を開けて2~3回注射する治療です。視力の改善が期待できるので現在の主流な治療法。
- 光線力学的療法
- 弱いレーザーを新生血管の大きさに合わせて照射して治療します。
事前に点滴していた薬剤が新生血管に集まっているので、レーザーと反応して新生血管は萎縮するのです。
- レーザー光凝固術
- 強い出力のレーザーで新生血管を焼いてしまいます。
しかし新生血管が黄斑部の中心にあるとダメージを受けて視力低下に繋がる危険性が高いですね。
以前は新生血管を抜去したり黄斑を移動する手術が行われていましたが、現在は上記の治療がメインで行われています。
加齢黄斑変性が治った・改善した事例

レーザー治療しかないと諦めてはいけません
ルテインでゆがみが消えた
1年ほど前から加齢黄斑変性の治療をしていて時間もお金もかかっていました。医師にはレーザー治療を推奨されましたが、目にレーザーを当てるなんて恐怖ですし、一部分見えなくなるとも言われました。何とか改善したくて出会ったのがルテインです。ネットでもルテインで治ったという口コミがあったのでしばらく続けてみることに。すると3か月経った頃、ゆがみやぼんやりした箇所が減っているのに気づきました。明らかに以前より視界が良好です。嬉しい結果だったのでそれからも飲み続けて、まだ完全ではありませんが治ってきています。
自力で改善へ
私は黄斑変性と診断されてから生活習慣を見直しました。毎日の食事に緑黄色野菜を積極的に摂りいれて、ルテインサプリも飲んだのです。眼の血行を良くするために毎日のマッサージも欠かさず行い、温かいアイマスクも使いました。すると3週間ほどで視界にあった影が気にならないくらいに改善してきたのです。眼科でも黄斑の状態は良くなっていると驚かれました。やはり日常生活でストレスを溜めずに体に良いものを摂りいれることが目の健康に繋がることを実感しています。