めまいは薬の副作用やアナフィラキシーショック、精神的ショックを受けたときなどあらゆる場面で起こります。
でも実は目からくるめまいもあり、目を使い過ぎという危険サインでもあるのです。
こちらのページでは、目の疲れとめまいの関係、予防法などについてもまとめています。
目からくるめまいの原因
ピントが合わない
メガネやコンタクトのピントが合わないのに無理やり使用しているとめまいが起きます。
そのまま放置していると、ピント調節機能が低下してしまいあらゆる物の視点が合わなくなることもあるのです。
疲れ目
1日何時間もパソコン作業を続けていると、当然目に疲労が溜まってしまいますよね。
目の血管の血流が悪くなり、酸素不足が続きめまいが起きることがあります。

乾き・痛み・充血に続きめまいがきたら目の限界です!
このような目の疲れから起こるめまいを「視性めまい」といいます。
左右の差
長年同じメガネを使用していると、どちらかの目が視力低下してしまい左右で視力が合ってない場合があります。
すると脳が混乱してめまいを引き起こしてしまうのです。その視覚の差によって目の疲れも蓄積されてしまいますね。

定期的に眼科で視力検査をしましょう
ストレス
過度なストレスが多いと自律神経が乱れてめまいや耳鳴りを伴うこともあります。
自律神経のバランスが崩れて交感神経が活発になると、血管が収縮して血流が悪くなるのです。
そしてふらふらと立ちくらみのようめまいが起きてしまいます。精神的ストレスもあれば目を酷使し過ぎるストレスもあります。
目からくるめまいと関連する眼病
あまり多くはないですが、めまいと共に以下の眼病を患っている場合があります。
白内障
水晶体に異常が起きて、中のたんぱく質の粒子が大きくなり白く濁ってしまうのが白内障です。
白内障の場合は手術後のめまいが特徴的。両目の視力バランスが崩れてめまいが起きてしまいます。
手術後は眼球の機能も落ち着いていないので不安定です。速やかに医師に相談してください。
急性緑内障
急にひどいめまいや頭痛、吐き気を感じたら急性緑内障を疑いましょう。
普通は徐々に眼圧が上がっていくのが緑内障ですが、急性の場合は一気に眼圧が上がってしまうのです。
すぐに眼科へ行き眼圧を下げるなどの処置をしないと、最悪の場合失明に至ることもあります。
数時間で症状が消えても、手遅れになる前に絶対に眼科へ行ってください。
網膜剥離
網膜剥離は、眼球の内側にある網膜が剥がれて視力が低下する病気です。網膜は光の刺激を受け取り視神経に伝える重要な部分ですね。
この場合も手術後の視力バランスが崩れてめまいを引き起こすことが多くあります。
頭を動かすことでめまいが起きやすいので、手術後の激しい動きや目に疲労を溜めることは控えた方が良いですね。
眼底出血
糖尿病や高血圧、動脈硬化から起きやすいのが眼底出血です。眼底の網膜が出血を起こした状態ですね。
まれにめまいを引き起こすことがある病気で、悪化すると失明に至ることがあります。
糖尿病や高血圧の方は注意してください。
目からくるめまいの予防・対処法
目を休める
目を使い続けると疲労が溜まり、ドライアイや充血をも越えるとめまいが起きます。
目の機能が低下する原因なのでこまめに休憩を取って目を休ませましょう。

年齢を重ねてから重度の眼病にかかることもあります
目を閉じでじっとするだけでも休まりますし、ホットタオルで温めてあげると血流が促進して筋肉や血管も正常になります。
メガネやコンタクトの度数を確認
メガネやコンタクトはできれば半年起きに眼科で視力を計って適正な視力のレンズに調整してもらいます。
毎日身に着けるものですから、視力のズレが長期間続くとめまいが慢性化する場合もあるので注意してください。
ストレスを溜めない
ストレスで自律神経が乱れている場合にもめまいが起きるので、気持ちのリフレッシュをしてストレスを溜めないようにしましょう。
規則正しい生活を送り、外で受けたストレスは持ち帰らないようにします。
適度な運動は血流改善と共にストレスの解消にもなるのでオススメです。
手術後は安静に
白内障や眼底出血など、目の手術の後にめまいが起きやすくなったケースもあります。
医師に相談してめまいを防ぐ点眼薬を処方してもらったり、目や頭を揺らす動作は控えて安静にしたりと目に気を使ってください。