眼科の検査

こちらのページでは、ドライアイで眼科にかかるとどんな治療をしてくれるのか、どんな薬や目薬が処方されるのかなどについてまとめています。

また、ドライアイ専門外来などの情報についてもまとめているので、ドライアイで眼科にかかろうと思っている方は参考にしてみてください。

ドライアイの眼科での治療

ドライアイ

治療内容

ドライアイは専門的な治療が必要です。

主な治療としては人口涙液を処方します。次の段階として涙点を閉塞する点眼プラグがあり、ドライアイが重症化した場合は血清点眼となります。

ルテインくん

順を追って解説します。

点眼薬

ドライアイの初期段階や、症状が軽い場合は点眼薬で緩和させることが可能です。

人口涙液、ヒアルロン酸製剤が含まれた点眼薬の処方。また水分やムチンの分泌を促進・産生する特殊な点眼薬が処方される場合もあります。

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目に負担の少ない点眼薬の処方から始まります。

このとき眼科では防腐剤が入っていない、または極限に少量しか含まれない点眼薬を処方されます。

ドライアイによる目の傷が影響されないように、市販の目薬に必ず入っている防腐剤を抜いてくれるのです。

使用期限は短い
眼科で処方された防腐剤フリーの点眼薬は使用期限が短いです。だいたい10日以内には全て使用しないといけません。

期限以内に使用しないと、防腐剤が含まれていないので細菌の繁殖がし易いということですね。

眼科で処方された点眼薬の使用期限は必ず守ってください。もし期限を超えても残っている場合は、捨てましょう。

ルテインくん

もったいないと感じずに捨てることが大事です。

期限を超えても使い続けると、菌の繁殖が止まらず目の中に菌を入れているのと同じ状態になります。

ドライアイで弱っている角膜はさらに傷つけられて細菌感染、炎症を引き起こしてしまうのです。

使い切り点眼薬
点眼薬によっては、1回使い切りの防腐剤フリータイプを処方される場合もあります。これは1回0.5mlの小さな使い切りなので衛生面も安心できますし便利ですね。

点眼プラグ

点眼液で改善しない場合は、涙点プラグにより涙点を閉鎖してしまいます。

涙が流れ出ていく涙点を閉じることで、目の表面に強制的に涙を溜める方法です。

涙の成分
涙には細胞成長因子のたんぱく質やビタミンなどが含まれており、これらは人口涙液で補うことができません。

ドライアイの治療には自分の涙が一番効果的なので人為的に涙を溜めるのですね。

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処置はすぐ終わります。

涙点を塞ぐというのは、小さなプラグを涙点に一時的に差し込むのです。涙点の大きさを測定して、シリコンや合成樹脂製のプラグを挿入します。

ペンのような専門器具で挿しこみ、痛みも無く5分ほどで完了。もちろん完治したら外せます。挿入後数日で溶けてなくなるコラーゲン性プラグもあるのです。

どの涙点を塞ぐか
涙点は両目の目頭側に上下1つずつあるので全部で4つあります。ドライアイの症状に合わせて上下どちらも塞いだり片方だけ、片目だけを塞いだりと状況に応じます。

涙点を塞ぐと涙は溜まりますが、汚れやゴミなど老廃物が目の表面に溜まる場合もありますよね。

眼科によって人口涙液や抗生物質の点眼薬を、老廃物を洗い流すために処方されることが多いです。

その後も定期的に通院して涙点プラグの様子を見ながら涙の量を調節してドライアイの治療を続けていきます。

血清点眼

ドライアイの改善として最高レベルといわれる血清点眼は、その名の通り自分の血清で作った点眼薬です。

血液は、赤血球や白血球と水分のような血清という成分に分かれます。この血清は涙の成分に非常に近いことが最近解ってきたのです。

血清の作り方
本人の血液を10ccほど採血して、遠心分離器にかけて血清を分離します。不純物などを除いて雑菌を防ぐのに抗生物質を少し加えて作られます。

この血清点眼には角結膜上皮細胞の再生と成長に必要な「成長因子」や「サイトカイン」が含まれるので、角結膜上皮を健全にします。

潤いを与えるだけでなく、角結膜を根本から改善するのです。

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不足している栄養も補うことができます。

これは重度なドライアイの方に対して行われているので、どうしても治らないドライアイの最終手段とも言えます。

処方される薬・目薬

目薬

人口涙液

ドライアイの最初の治療で処方される点眼薬です。涙の成分に近い目薬で、涙の膜が足りていない部分を補います

本来の涙が分泌されるまで、角膜の保護を務めながら涙の分泌を促しているのです。

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副作用が少なくて安全な点眼薬です。

ヒアルロン酸ナトリウム点眼液

ヒアルロン酸は粘性があるので、涙や人口涙液が目の表面に長く保たれます

角膜上皮細胞の修復作用を持っているので、目の傷にも効きますね。

人口涙液と合わせて2本処方される場合が多いです。

ムチン/水分分泌促進点眼剤

有効成分として「ジクアホソルナトリウム」が含まれます。目の表面の涙液を保ち、潤いを浸透させる成分です。

粘液成分であるムチンの分泌を促進して、涙の膜の途切れた部分を修復します。

ムチン産生促進剤

有効成分として「レバミピド」が含まれます。ムチンの産生を促進して涙の膜を安定させて角結膜上皮の障害を改善する成分です。

この点眼薬は白色をしているのが特徴的で、点眼したとき一時的に目の前が白くなったりかすんだりします。

運転をする際には十分注意が必要ですね。

血清点眼

自身の血清から作るドライアイ改善に大変有効な点眼薬です。

涙の量だけでなく質を重視しており、角結膜上皮障害を軽減するのに効果的。

かかる費用・料金

費用・料金

保険3割負担の場合で記載しています。薬代のほか、調剤技術料や薬学管理料が加算されたうえでの3割負担なので、あくまで目安と捉えてください。

人口涙液など

ドライアイ治療の最初に処方される人口涙液やヒアルロン酸ナトリウム点眼液は、種類にもよりますが1本180円~600円ほどです。

ヒアルロン酸ナトリウム点眼液が200円前後で人口涙液が500円前後の場合が多くありました。

一度に2本処方されることが多く、状況を確認するのにまた再診が必要。

ムチン/水分分泌促進点眼剤

ジクアホソルナトリウムですが、これも3割負担では500円~600円程度で済みます。

ムチン産生促進剤

ムチン産生促進剤は使いきりタイプが多く、1日4回転眼の1本あたり約30円です。

大きく見積もって1日分120円、1週間の処方で840円ほどになります。

涙点プラグ

涙点プラグは保険適用可能な治療法です。

片目の1本で4000円前後が目安となります。

血清点眼

血清点眼は保険適用外です。費用も医療機関により異なります。

一例として、点眼液1本500円という例があるので参考にしてください。

ドライアイ専門外来とは

ドライアイ専門外来

ドライアイ専門外来は、近年急増しているドライアイ患者に対する治療の質の向上と、普及のために専門的に設けられています。

国内で1000万人いると言われるドライアイは国民病とも言える病気です。

そのためドライアイの診断や治療を専門に行う外来を設ける病院が増えているのですね。

ルテインくん

角膜の治療専門という医師もいます。

今やドライアイのメカニズム解明や予防・治療法の開発に向けて様々な研究がされています。

全国でドライアイの治療の普及に力が注がれているのです。

目の乾きや傷で毎日辛い思いをしている方は、まずドライアイ専門外来を受診してみてください。