写真のように、もやもやとしている透明な物体が視界をついてくるのが飛蚊症です。
- 晴れた空や白い壁を見ていると現れる
- よく見ようとするとぴょんぴょん動く
- いつも形が似ている

誰でも一度は見たことがありますよね
こちらのページでは、そんな飛蚊症を改善するルテインの効果ついてまとめています。
飛蚊症の原因
生理的な飛蚊症
紫外線・ブルーライトの見すぎやストレス、または年齢を重ねるとともに眼球の中に詰まっているゼリー状の「硝子体」が濁ることがあります。
これはわずかに繊維を含んでいるのですが、先ほどのような目の負担によりこの繊維が水分と分離してしまいます。
そして繊維が硝子体の中に浮いてふわふわ漂うことで、その影がチラついて目の前に蚊が飛んでいるように見えてしまうのですね。
眼病が原因の飛蚊症
網膜に穴が開く「網膜裂孔」や網膜が剥がれる「網膜剥離」が原因で飛蚊症がみられることがあります。

裂孔や破裂の際に出血して突然飛蚊症が現れることもあります
また「後部硝子体剥離」は近視の女性に発生しやすく、硝子体の変形で網膜から剥離する際に出血し、飛蚊症が発生します。
そして「ブドウ膜炎」は硝子体が濁ってしまい、飛蚊症やまぶしさを感じる原因です。
ルテインで飛蚊症の治療は出来る?ルテインと飛蚊症の関係
飛蚊症にはルテインが効果的であるといわれています。ルテインは抗酸化力が非常に強いので、紫外線や眼精疲労で網膜に発生した活性酸素を取り除いてくれますね。
活性酸素は硝子体中のたんぱく質や脂質を酸化させて、硝子体の組織を壊したり毛細血管を酸化させることで生理的飛蚊症や病的飛蚊症に繋がるのです。

活性酸素は効率よく取り除かないといけません
また、ルテインには網膜の視機能を保護して外部の有害な光から守ってくれる効果もあります。
ルテインはこのような強い抗酸化力で、眼球の機能を若返らせることで飛蚊症の改善に重要な役目を果たすのですね。
飛蚊症の治療方法
生理的飛蚊症と後部硝子体剥離の場合
目の周りの血行を良くするためにツボ押しや目の体操をして症状の軽減に努めましょう。
またルテインなどのサプリメントを摂取して、目にしっかり栄養を補給することで疲れやストレス、老化で発生した活性酸素を取り除いて改善に繋げてください。
眼病が原因の飛蚊症の場合
網膜裂孔の場合、「レーザー光凝固法」によって裂孔の周囲にレーザーを当てて網膜を焼き付けることで穴を塞ぎます。点眼の麻酔で行い、治療時間も15分程度。
網膜裂孔が進んで網膜剥離を起こしている場合は進行度にもよりますが「強膜バックル術」と「硝子体手術」のどちらかの手術をします。
- 強膜バックル術
- シリコンスポンジを眼球の外側に縫い付けて眼球を凹ませることで、剥離した網膜を近づけるのです。同時に網膜裂孔も凝固して塞げるのですね。
- 見硝子体手術
- 裂孔の原因である硝子体のひっぱりを直接取ります。精巧な器具でひっぱっている組織を除去し、気体を注入すると剥がれた組織が戻るということです。
ブドウ膜炎の場合、原因が分かっても根治治療は困難なので、炎症を抑える薬の処方がメインになります。
目の炎症が強かったり視力障害の可能性があったりとブドウ膜炎の種類や重症度によって治療方法は変わるのです。
飛蚊症が治った・改善した事例
インターネット上には飛蚊症が改善したという方がたくさんいました。

2つをピックアップして紹介します
サプリと生活習慣改善がカギ
1年ほど前から飛蚊症が出て、医師には治らないと言われていました。この間ルテインやブルーベリーのサプリを飲み、コラーゲンも意識して摂りいれてきました。すると、サプリのおかげで目の疲れが気にならなくなってきたのです。さらに食生活改善や冷えを防ぐなどして少しストレスが無くなった頃、飛蚊症が落ち着いてきました。ハッと壁を見たときに煩わしい虫が見えなくなっていてびっくりです。きっとサプリだけでなく、日々の生活を正すことでも飛蚊症は直せるんだと実感しました。
食事の改善で栄養を目に届けることが大事
飛蚊症で悩んでいるときに、医師からビタミンAの摂取を心がけるように言われました。視覚や聴覚などの機能を助ける効果があるそうです。レバーやあんこうの肝は苦手だったので、体内でビタミンAに変換されるというニンジンやかぼちゃ、パセリなど野菜を積極的に摂りました。食事を改善してから2週間ほどで飛蚊症が落ち着いて気にならなくなったのです。もう二度と苦しみたくないので症状が無くなってからもこの食事内容は変えずに過ごしています。