お茶

お茶に多く含まれる成分・栄養素

  • カテキン
  • テアニン
  • ビタミンC・E
  • カフェイン
  • 食物繊維
  • サポニン
  • ルテイン

お茶の目への効果

お茶の効果

ルテイン

お茶の中でも特に日光を遮って栽培する「玉露」や「かぶせ茶」に豊富にルテインが含まれます。その含有量はほうれん草と同等になるとも言われているのです。

玉露の栽培方法とは?
茶摘みの3週間ほど前から日光を遮って育てます。遮る度合いは、最初が70%、茶摘み前には90%以上の遮光率で育てるのです。
かぶせ茶の栽培方法とは?
茶摘みの1週間~10日前から遮光して育てます。遮る度合いは50%ほど。玉露より期間は短く遮光の度合いも低いのが特徴です。

光合成が行われると渋み成分のカテキンが増えますが、日光を遮光することで旨み成分のテアニンが増えてきます。

この光合成の調整をすることで玉露やかぶせ茶を作ることができるのですね。

ルテインくん

お茶の木自体は同じです。

玉露やかぶせ茶にルテインが多く含まれることは、九州沖縄農業研究センターによる研究で明らかになっています。

参考:農研機構

そのため、玉露やかぶせ茶に含まれるルテインの強い抗酸化作用によって目を酸化ストレスから守ってくれるのです。

ルテインくん

普通のお茶にルテインが入っていないわけではありません。

緑茶などにもルテインは含まれているので日ごろから摂取するのが大切です。

カテキン

お茶の渋み成分であるカテキンですが、実は目への効果として抗酸化作用が挙げられます。

紫外線やストレス、パソコン作業などで目が疲労した時に溜まってしまう活性酸素を、カテキンの抗酸化作用によって除去してくれるのです。

ルテインくん

目の酸化を防ぐのは大切ですね。

そして抗酸化作用によって網膜や視神経の老化を防ぐので、細胞の代謝も促進されて眼球内の房水が循環しやすくなります。

古い房水の排出がスムーズに行われると、眼圧が上がることが無いので緑内障の予防にも繋がるのです。

ビタミンC

ビタミンCは目の組織の新陳代謝を促進するので、水晶体やその周りの筋肉の細胞が老化するのを防ぎます。

細胞の入れ替わりを促すので、酸化を防いで目が若々しく保てますね。

ルテインくん

美肌に効くビタミンCは目も若返らせます。

そしてビタミンCはコラーゲンの生成にも関わり、組織細胞や血管の成長・修復を担っています。

これは目の細胞や組織にも重要です。細胞や血管を修復して目に酸素や栄養が滞りなく行き渡らせることができますね。

お茶にはこのビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンE

ビタミンEにも強力な抗酸化作用があります。紫外線などから受ける酸化ストレスから目を守るのです。

そして血液の循環を良くするので、目の細胞に溜まった老廃物を排出して眼精疲労の改善にも繋がりますね。

水晶体の白濁から起こる白内障の予防もしてくれるでしょう。

ルテインくん

ビタミンCはビタミンEを補うので、両方摂れるお茶は目の健康に最適ですね。

お茶の健康効果

健康効果

ダイエット

お茶に含まれるカテキンには脂肪燃焼効果が期待できるのです。

それは研究によって明らかになっています。

体脂肪低減メカニズム
肥満モデル動物に茶カテキンを摂取させると肝臓での脂肪燃焼酵素の遺伝子発現量が40%増加しました。さらに脂質の活性も上昇することが分かりました。

こうしてカテキンには脂質代謝が活発になり脂肪燃焼エネルギーの消費が増加することが判明したのですね。

参考:花王

またポリフェノールの一種であるタンニンも含まれていて、これは脂肪を分解する酵素の働きを高めます。

ダイエット中はお茶を飲むことで効率よく脂肪の燃焼に期待できますね。

ルテインくん

お茶はカロリーがゼロなのも嬉しいです。

免疫力の向上

人の免疫力は、大半が血液の中にある白血球の働きによるものです。

白血球が活発に働くことで免疫力が高まるのですが、お茶に含まれるポリフェノールの一種であるカテキンが白血球を活発化してくれます。

ルテインくん

体を丈夫にして細菌やウイルスから守ってくれます。

殺菌作用・抗アレルギー効果

お茶に含まれるカテキンには殺菌作用もあります。

お茶でうがいをすると風邪を引かないと昔から言われてきたのもカテキンによるものです。喉に付いたウイルスを撃退するのですね。

カテキンがウイルス細胞に吸着したり、細胞内での増殖を防いだりして体内での感染を許しません。

ルテインくん

インフルエンザにも効果的です。

さらにカテキンは、花粉症などのアレルギー症状も抑えてくれます。

体内でアレルギー反応が過剰に起きるのを抑制して、辛い鼻水や涙を軽減してくれるのです。

花粉の時期の1か月くらい前からお茶を飲み続けると症状の緩和に一役買ってくれるでしょう。

リラックス作用

お茶にはカフェインが含まれます。

摂り過ぎなければカフェインが害を及ぼすことはありません。脳を刺激して眠気を覚ましたり記憶力を向上させたりします。

そして血流が良くなり筋肉疲労の原因となる乳酸が排出されるので、疲労回復やリラックス効果も期待できますね。

ルテインくん

飲み過ぎには注意しましょう。

整腸作用

お茶には食物繊維が含まれます。お茶の中でもごぼう茶は水溶性食物繊維が豊富なので腸内の善玉菌のエサとなり活動を活発にします。

腸内環境がきれいになることで便秘の解消や肌荒れ、ニキビの改善にも期待できるのです。

毎日お茶を飲み続けると腸が整って健康的に過ごせますね。